オンラインサロン251207
米国市場では、ニューヨークダウ、S&P 500、ナスダックがいずれも11月上旬の急落後、100日移動平均線で下げ止まり反発しています。市場は、12月のFOMCで86.2%の確率で利下げが行われることをほぼ確実視しており、来年1月や3月にかけてさらなる利下げが織り込まれています。トランプ氏が次期FRB議長にハセット氏を指名するとの観測が利下げ確率を押し上げ、株価の上昇要因となりましたが、実際に利下げが行われた後の材料出尽くしによる売却には注意が必要です。また、ビットコインの急落がS&P 500の急落に先んじる「カナリア」の役割を果たすことが多いため、警戒が呼びかけられています。
2. 日本経済と銀行株の展望
国内では、日銀の利上げが現実味を帯びてきたことで、日本の10年国債利回りが急上昇しています。今後の政策として、高市政権(想定)による**「積極財政+円高」というポリシーミックス**が予測されており、インフレ退治と景気回復を両立させるために円高方向へ振れる可能性が示唆されています。
• 銀行株の動向: これまで長期金利の上昇に伴い三菱UFJやみずほなどの銀行株が大幅に上昇してきましたが、**利回り2%がひとつの節目(メルクマール)**となります。
• 調整の示唆: 過去のサイクル(約半年から8ヶ月周期)から見て、銀行株はそろそろ調整局面に入る可能性があり、利益が出ている場合は一部利確を検討すべき時期にあります。
3. ゴールドと暗号資産の予測
• ゴールド: 長期的には1オンス5,000ドルから6,500ドルを目指す強気姿勢が維持されていますが、短期的には米国株の急落に連動して一時的に下落するリスクがあります。その際は**「絶好の買い場」**になるとされています。
• ビットコイン: 現在の相場は一旦終了したと分析されており、過去のサイクルと同様に高値から約80%下落し、2万5,000ドルから3万ドル程度まで調整する可能性が指摘されています。買い場が来るのは約1年5ヶ月後と予測されていますが、長期的には次回の4年後の高値で20万ドルに達するとの見方もあります。
4. 今後の投資戦略とバブルへの対応
• 為替: 将来的にはドル安・円高が進み、2〜3年後には1ドル100円を切る世界が来る可能性があるため、外貨資産を持つ場合はドルヘッジの検討が推奨されています。
• AIバブル: 現在のAIやデータセンター投資はバブルの様相を呈しており、2027年頃まで続く可能性はあるものの、最終的には崩壊すると予測されています。バブルの末期は最も急上昇するため、いかに自分を律して破裂前に降りるかが重要です。
• 全体の方針: 2025年の1〜3月期には米国株の大きな調整(20%程度の急落)が予想されるため、年末年始は無理をせず**「お休み」して待機資金を確保しておく**ことが賢明とされています
